


料理長
吉田 宏基
初めまして。UGUISU料理長の吉田と申します。簡単に経歴を紹介させていただきます。青森の高校を卒業後に京都で料理人として12年ほど修行した後に青森に戻ってきました。青森出身の自分が京都で修行をしたことで、地方の食材や伝統料理と京都の繊細な技術や美意識を融合させる素晴らしい経験となりました。 京都には日本の伝統的な食文化が根付いており、茶道や仏教の影響を受けた精巧な料理が特徴です。
いまが旬の鱧(はも)を食材に
鱧の旬は一般的に日本では夏から秋にかけてとされています。この時期の鱧は身がふっくらとしており、脂がのっていて風味も豊かで旬の食材として楽しまれます。昨年は鱧自体の値段が高くご提供できませんでしたが、今年はご縁があり『活鱧』を仕入れることができ7月から鱧料理を提供しております。
目で楽しみ、舌で味わう
12年修行して身につけた鱧料理の技術で、まずは目で楽しんでいただき、舌で味わう4種類の鱧料理をご用意しております。
鱧の焼き霜造り···焼き霜造りは皮面のみ炙り、身の方は生の状態で淡白ながら力強い旨味が口に広がる逸品です。
鱧の湯引き···熱湯でサッと茹でると余計な油がなくなることで鱧自体が持つ旨味を存分に味わえます。こちらは自家製の梅肉醤油でさっぱりとお召し上がり頂けます。
鱧の天麩羅···天麩羅はサクッフワッの食感が癖になります。鱧の旨味の邪魔にならない抹茶塩でお召し上がり下さい。
鱧の柳川風···柳川風とは江戸時代発祥の柳川鍋風に鱧とごぼうを卵でとじたもので青森の郷土料理『帆立の貝焼き味噌』のように熱々で提供されます。暑い時期に熱々の料理かよ、と思われますがこれがまた美味しいんです。騙されたと思って一度食べてみてください。
青森では中々お召し上がり頂けない鱧料理をご用意しておりますのでぜひUGUISUでお試し下さい。
産食率とは、提供する食事や販売している商品のうち、地元産の食材をどの程度取り入れているかを示す指標です。5月から始めて今はまだ低いですが、これから少しずつ上げていくので、応援よろしくお願いします。

※算出方法
【飲食店】消費額(県産品)÷消費額(全食材)
【小 売】売上げた分の仕入額(県産品)÷売り上げた分の仕入額(全商品)